プロのデザイナーだけが参加して語る五輪エンブレム問題
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051 2015/10/18(日) 10:44:53 ID:ZFLljEIR4k
日本の伝統に立ち返ってみると、一つの答えが見えてくると思う。
そもそも日本には「デザイン」というものは無かった。カタカナで表記されている事からも分る通り外来の概念。
では日本の伝統の中に「デザイン」は無かったか?と問われれば、否、有った。
例えば織物などの模様に工夫を凝らしたり、美を追求する文化は有ったし、工芸品でも装飾を施す文化は有った。(テキスタイルデザインやインダストリアルデザイン)
しかし、装飾専門の人というのはいなくて、職人が装飾を考え、形にしていくという産業構造だった。
日本刀を一振り作るのに、たたら職人、鍛冶職人、砥ぎ職人、鍔職人、鞘職人。。多くの職人による分業制。今で言えばワークシェア的な産業構造。
次工程の職人に恥ずかしくないように精魂込めて作る。そうやって各工程の職人が独自に装飾を施していくという構造。次工程へ渡しても出来が悪ければ突っ返されるか、別の職人のとこへ持っていけと断られることも有る世界。
着手から完成まで、総合的かつ計画的に監督する立場の人はいなかった。一人の個人が監督するのではなく、集団や世間、業界や社会などが監督する構造で、これは空気による意思決定をするという、実に日本的な産業構造と言える。
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